【独禁法違反】抱き合わせ販売と機歴販売

お疲れさまです。えのころです。

今日は抱き合わせ販売と機歴販売について解説していきます。

実は法に触れる販売方法なんですが、なぜなくならないのかといったことも踏まえて解説していきます。

♦抱き合わせ販売とは?

抱き合わせ商法とも言われます。○○商法っていうと急に悪いイメージに聞こえるのは私だけですかね…w

これはAという商品を買うためにはBという商品を一緒に買いなさい!とセットにして販売する方法です。

具体的な例を出すと、

ある電気屋で洗濯機が販売されました。この商品は人気が高く、すぐ売り切れてしまうほどの人気があります。しかし、その陰に以前仕入れた炊飯器が人気がなく大量に余っていました。そこで店長は「洗濯機を買うために条件として炊飯器を買うようにすればいいんじゃね?」と考え、洗濯機と炊飯器をセットで販売した結果、もくろみ通り両方とも完売することが出来ました。

これはまさに抱き合わせ販売のわかり易い例になります。電気屋からすれば在庫もしっかり売ることができ、人気商品も完売でき万々歳です。

しかし洗濯機を買いに来たお客さんからするとたまったものではありません。

「なぜ炊飯器を買わなければいけないのか…でも洗濯機は欲しいし…」

当然こう思うわけです。それでも洗濯機買う人はいます。その結果炊飯器は不法投棄されるというような二次的な被害も生じえます。消費者保護の観点から見るとこの商法は違法といえるのは当然ですね。

ここで念のために独占禁止法について説明しておきます。

独占禁止法…資本主義経済の中で健全で公正な競争を不当な方法で妨げないように、不公正な方法を取り締まる法律

公正な競争というのが、価格競争であったり、品質向上、サポート体制の拡充といったカスタマーが自由な思考に基づいて選んだとしても自社の商品を選んでもらえるようにする競争です。

上記の例なんかは明らかに不公正ですよね、炊飯器の性能や価格ではなく冷蔵庫の威を借りていますからね。

ここまで抱き合わせは違法だという話をしてきましたが実際過去にあった例を紹介していきます。

  • 人気シリーズのドラゴンクエストを卸す際に不人気なゲームを共に買うように抱きあわせた。(藤田屋事件)
  • ぱちんこ・スロットメーカでは人気機種を優先的に導入するために不人気機種を抱き合わせて販売していた。しかしこれがあまりにも当たり前になっていたが2009年にパチンコ関係4団体が合意し規制することとなった。しかし合意して2か月経たない間に享楽産業が早速抱き合わせを行っていたことが分かった。

有名なドラクエでさえ、抱き合わせの片棒を担がされてきた経歴があるのです。抱かせる側の商品が有名で、欲しい人が多いほど不人気の商品を買ってでも欲しい人が増えるので必然ともいえるかもしれません。

ひとつ、言わせてください。

今でもゲーム業界や音楽業界を初めとして抱き合わせ商法は横行しています。

もちろんパチンコ業界でも。

なんでこんな商品が?こんな台が?って思うものがあれば抱き合わせによる弊害かも…と思ってみてください。

特にパチンコが甘デジ化した時はほぼ何らかの機械に抱かれてますのでメーカーにご注目ください。

「抱き合う イラスト」の画像検索結果

♦機歴販売って?

これも抱き合わせ同様違法な販売方法です。同じく独禁法に触れます。

では機歴販売とは何か説明していきます。

これは私自身がパチンコ業界にいたので業界寄りの話になりますが、読んで字のごとし機械購入歴販売のことを言います。

抱き合わせ販売がAとBという商品を同時に販売するのに対し、機歴販売は未来の機械に対して機械を購入させます。

どういうことかこちらも例を挙げておきます。

「来月北斗の新台がでます。でも人気なんで今まで機械を買っていただいてたホールさんに優先して台を販売していきます。売り切れると北斗が販売できないので今月のこの台買っておいてくれませんか?そうすれば何とか持ってこれると思います。」

我ながら生々しい文章ですwちなみに北斗を使ったのは有名だからで他意はありません。

このように未来に出る台の販売台数を決め、売り切れるように設定し競争を煽るわけです。

その競争内容こそ今までどれだけお付き合い(台を買ったか)したかという不当な競争なわけです。

北斗が欲しいからこの台を買っておこうとなる結果関係ない台の販売台数が伸びる訳ですね。

ちなみにですが、最近はこの北斗を作りすぎません。一昔前は8万台とか作っても売れました。しかし最近は1万台でも結構売れた台になります。(まぁ北斗クラスなら2万台くらいならなんとか…)純粋に売れないから作らない、だけじゃないんです。

今メーカーが恐れていることはなんだかわかりますか?

売れないことではないんです。

それは看板機種を失うことです

なぜかというと看板機種さえあれば抱き合わせ、機歴販売で他の台をガンガンくっつけて売れば何とか利益は出せます。

よって看板機種は失うわけにはいかないのです。

このことから作りすぎると沢山導入されるため、稼働が落ちるのが早くなります。結果ホールの評価としては「北斗の人気も落ちたな…」となるのが怖い訳です。最近導入台数が減った理由はこんなところにもありました。

えー、かなり話がずれてしまいましたが戻していきましょう。

♦抱き合わせ販売と機歴販売どっちでもよくない?

あえていうならどっちもよくないんですがw

まぁ言いたいことはわかります。どっちも人気機種のために不人気機種を買わせるということに他なりません。

ではなぜ2種類あるのか、はっきり言うと抱き合わせなんて可愛いものですよ…フッ

機歴販売っていうのはホントにあくどいです。(もちろん抱き合わせも悪ですよ?)

何がそんなに違うか、

皆さん

未来っていつですか?

明日ですか?来週ですか?来月ですか?それとも来年ですか・・・?

全部正解ですよね。

つまりどんなに先の商品に対しても機歴販売をすることができるのです。

実際私が経験した話をします。

あれは麗らかな春の日差しが差し込む4月の事でした。

上司「今年の年末に看板機種がでることになった。それまでに出る機種全部あてるから。」

あてる…機歴や抱き合わせの対象にすること

 私「何機種出るんですか・・・?」

上司「7機種は決まってる、パチンコ次第じゃ10超えるかもしれん」

 私「辞めます」

本気でこれで私は仕事をやめました。

こんな詐欺の片棒を担ぐようなことを仕事としてしたくなかったからです。

どうでしょう、機歴の恐ろしさがわかりましたか?

お客さんもこれから先何機種出るかわからないのに年末に出る看板機種欲しさに機械を買い続けなければならないわけです

ホントにとんでもない業界です。

♦なんで違法行為なのになくならないの?

結論から言うと違法行為として問題にすると誰が一番困るか考えてみてください。ホールですよね?ホールにとっては余計な台を買わされるといっても金さえ払えば目的の台が手に入る現状に満足してしまっているように思います。もしくは慣れ過ぎてしまっているのかと思います。とにかく無くそうとする動きがホールから上がっていかなければなくなることはないでしょうね。

今回は実情を踏まえて抱き合わせと機歴について説明していきました。皆さんもこういった業界には近づかないことが一番だと思います。

客になるにとどめましょう。

今回実体験も相まってかなり熱が入ってしまいました。

また一つ皆さんが業界に対して詳しくなりましたね。

閲覧ありがとうございました。

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